円形脱毛症に悩む人に朗報。最新の治療薬に期待!

突然、円形脱毛症になってしまった!と悩む人が急増しています。
なぜ?自分が?と落ち込んでしまいますが、アメリカでは年間50万人が円形脱毛症に悩まされているようですが、日本でも年々、円形脱毛症による髪の脱毛で悩む方が急増しています。

コロナ感染による副作用で脱毛に悩む女性も多いようですが、最近のニュースでアメリカのFDAが円形脱毛症の治療薬を承認したとの事で話題となりました。今回は円形脱毛症のバリシチニブに治療薬バリシチニブについて解説します。

 FDAとは?

「アメリカ食品医薬品局」のことを指して、日本の厚生労働省のような役割を持つ機関です。

アメリカで医薬品を販売するにはFDAの認可が必ず必要になります。
FDA公式サイトには、ミッションとして「医薬品、生物学的製剤、医療機器の安全性、有効性、安全性を確保することにより、公衆衛生を保護する責任を負っていること」や、「人々が医療製品や食品を使用する際に、正確で科学的根拠に基づいた情報を入手できるように支援することで、公衆衛生の向上に貢献する責任を負っていること」などが書かれています。

 出島ジャパンより引用

円形脱毛症の原因として近年有力視されているのが、「自己免疫疾患」です。

「自己免疫疾患」とは、外部からの侵入物を攻撃することで私たちの体を守ってくれている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまう病気です。
円形脱毛症は、Tリンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために発症すると考えられており、その激しい攻撃により毛根が傷んで、元気な髪の毛でさえ突然抜け落ちてしまうのです。

円形脱毛症になってしまうと日本のクリニックではどんなお薬で治療する?

 日本で円形脱毛症のお薬はセファラチンが主流。
セファランチンは日本のクリニックでは円形脱毛症の治療薬として使用されています。
セファランチンはアレルギー反応を抑制する作用や、血流を促進する作用などがある治療薬です。

ステロイド内服薬
炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドの飲み薬です。 高い効果が実証されている反面、子どもへの使用は行なっておりません。

円形脱毛症.comより一部引用

そこで、バリシチニブが円形脱毛症に効果!

米食品医薬品局(FDA)は6月13日、重症の円形脱毛症の成人に対する経口治療薬として、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の一種であるバリシチニブ(商品名オルミエント)を承認したことを発表した。円形脱毛症に対する、局所ではなく全身性の治療薬としては、同薬剤が初めての承認である。

オルミネント医薬品

 https://www.carenet.com/news/general/hdn/54609

carenet.comより引用

円形脱毛症は、体が自身の毛包を誤って攻撃してしまうことで生じる脱毛を特徴とする自己免疫疾患で円形脱毛症に悩む人と、心身的な大きなダメージによって引き起こされる円形脱毛症とかあります。
今回、発表された円形脱毛症の治療薬は主に毛包を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患による円形脱毛症の治療には適した医薬品のようです。

バリシチニブ(総称オルミエント)はコロナ治療薬としても承認されている

円形脱毛症の治療薬バリシチニブ(総称オルミエント)はコロナ治療薬として厚生労働省が承認しているようです。
コロナウイルスの肺炎治療薬として使用されるようで、コロナ感染による副作用での脱毛にも有効であればと期待しますね。

厚生労働省は2021年4月23日、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブ(商品名オルミエント)について、新型コロナウイルスSARS-CoV-2)による肺炎に対する治療薬としての適応追加を承認した。同薬は開発元の日本イーライリリーが2020年12月に承認申請していた。国内で承認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬としては、抗ウイルス薬レムデシビル(ベクルリー)、ステロイド系抗炎症薬デキサメタゾン(デカドロン、デキサート他)に続く3例目となる。

日経メディカルより一部引用 

服用が出来る年齢はいくつから?

内服治療ができるのは、15歳以上の慢性期の円形脱毛症(症状が出始めて6か月以上経過して安定している)の患者さんで、脱毛面積が被髪頭部全体の50% 以上の人です。
全頭型や汎発型も適応になります。治療効果は高く、ウィッグなしで生活できるようになる可能性があるようで医薬品の効果に期待が持てます。

円形脱毛症治療薬に副作用はあるのか?

医薬品に関しては多かれ少なかれ副作用は必ずあります。
その中でも円形脱毛症の治療薬のバリシチニブの副作用はコチラになります。

バリシチニブの最も一般的な副作用は、上気道感染症、頭痛、ざ瘡(にきび)、脂質異常症、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、尿路感染症、肝酵素値上昇、毛包の炎症、倦怠感、下気道感染症、悪心、カンジダ症、貧血、好中球減少症、腹痛、帯状疱疹、および体重増加があります。
また腎臓機能に障害のある方には服用には注意が必要なようですので医師の指示に従って下さい。

まとめ

AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)は推奨される治療法がありましたが円形脱毛症については特に強くAランクとして推奨される治療法が今までありませんでした。
アメリカのFDAが円形脱毛症の治療薬として承認された事によって、日本でも今後はバリシチニブが保険適用の円形脱毛症の治療薬として処方される日も近いのではないでしょうか。

日本皮膚科学会の日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン

https://www.dermatol.or.jp/modules/guideline/index.php?content_id=2

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf