今、話題のヒト幹細胞培養液で髪は生える?

髪のピークはナント!男性は20代、 女性は30代で、その後は坂を転げ 落ちるように髪の質や量が失われてしまいます。
しかも、男性も女性も20歳を境に、細胞の数がグンと減少します。
お肌のターンオーバーも年齢と共に徐々に長くなりシワやたるみなどの老化現象が現れ始めます。
そして同じ様に、髪を作る細胞、頭皮の細胞も減少していきます。
「髪を作る細胞」がない。
それが意味するところは何でしょうか。
今、話題のヒト幹細胞培養液にはこの髪を作る細胞にフォーカスして細胞を活性化させて髪を生やす事が出来るようです。
今回は、ヒト幹細胞培養液について詳しく解説していきます。

実は、今までの医薬部外品育毛剤では髪は生えない!

育毛業界はこの数十年、いろいろな製品が世の中に出てきましたが、今でも「医薬部外品育毛剤」は、この〝なくなった細胞を再生する〟ことにはなかなか至っていないのが現状です。

これはつまり、そもそも「髪を作る細胞が減少し、なくなっている」状態なので、薄毛になっている部分に良い育毛成分をたくさん与えても髪は生えませんし、徐々に進んでいく頭皮の老化に悩む一方だったのです。
髪を作る細胞は毛包幹細胞と色素幹細胞があって初めて髪が出来るのですが、薄毛になる人は徐々にこの毛包幹細胞と色素幹細胞がなくなっていきます。
そうなると?
髪を作る細胞がないので髪は作れないですよね?
結論として、これまでの「育毛」では髪が生える可能性は低い、と言わざるをえません。
しかし、ここで質問です。
もしも、「どんな年代でも、どれだけ薄毛に悩んだ年数が長くとも、髪が生えてくる方法がある」 としたら、あなたはどう思いますか?頭皮や髪が〝あの頃〟のようになれたらどんなに嬉しいでしょう。
その可能性が一番高いのが、ヒト幹細胞培養液による再生美容です。
しかも! 〝 15年前の髪の状態によみがえる〟とされているのがヒト幹細胞です。
50歳で髪に悩む方なら 35歳当時の髪に、 60歳で白髪と薄毛に悩む方なら 45歳当時の髪の状態に…と想像したら、どんなに素晴らしいでしょう。
未来の話みたいなことが、手軽にできる時代になったのです。
ある全国放送のテレビのバラエティー番組でヒト幹細胞の特集が放送されていたのですが、ある女性タレントさんが実際にヒト幹細胞施術でお肌が見違えるように若返ったビフォーアフターが出て、驚きました。
驚いたのはお肌が若返ったことに対してではありません。
幹細胞の効果に関するテロップ(字幕)が出たことに驚いたのです。 「髪が生える」「白髪が黒くなる」といったヒト幹細胞効果のテロップが出たことに驚いたのは私だけではないでしょう。
おそらく多くの視聴者もそのことに驚いたと思います。
なぜなら、影響力の強いテレビ番組では、〝髪が生える〟と断言すること自体、余程のエビデンスや確証がなければ、なかなかできないからです。
テレビ番組で〝髪が生える〟と放送されれば、髪に悩む誰もが注目するはずです。
実際、その番組が放送された翌日からは、美容室業界でも来店されたお客様から「昨日のテレビ見た? 幹細胞すごいよね」「髪が生えるんだって」と言われたり、幹細胞に関し ての話でもちきりだったと聞きます。
そのテレビ番組を見て、幹細胞に関して深い関心を 持ち、「髪が生える」ということが頭にインプットされた方は多いのです。
実際に、iPS細胞など最先端の医学に代表される幹細胞科学の研究は、細胞や臓器などを再生する再生医療において世界中から注目を集めています。
現在、その研究は医療から美容分野の方面にも広がっているのです。

再生医療の研究は主に3つに分類されています。

再生医療の研究

1.ES細胞 ヒトの受精卵を用いた多能性幹細胞でヒトを形成する全ての細胞になり 得るとされる細胞です。
まだ倫理的な問題があるとされています。

2.iPS細胞 皆さんもよくご存知のノーベル賞を受賞した山中博士の研究です。
遺伝子を操作して人工的に多様性幹細胞を作り出す研究ですが、遺伝子操作の安全性もあ るので時間をかけて研究されています。

3.成体幹細胞 スポーツ選手のヒザ軟骨再生手術や乳房再建手術などで用いられるこ とで知られています。皮下脂肪など脂肪組織に存在する幹細胞です。

この3つの他に現在、最も安全性が高く、そして再生医療の世界から美容の世界に応用 することで登場した幹細胞が「ヒト幹細胞培養液」になります。
わかりやすく言うと、今までの表面的な対症療法の育毛とは違い、人体の様々な部位の老化した頭皮や皮膚細胞を、ヒト幹細胞の力を借りて新しく作り変え、根本的な改善をするのが「ヒト幹細胞培養液」のテクノロジーになります。
ヒト幹細胞培養液の有用性は世界各国で研究が進んでいて、従来の常識を根本から変えるような美容効果も明らかにされており、細胞自体から若さを生み出していくといった研究報告もされています。

ヒト幹細胞培養液に含まれる代表的な成長因子や増殖因子は、次の通りです。

 

成長因子の種類

・EGF 上皮成長因子 ターンオーバーを促進し、シミやくすみを改善する。

・FGF 線維芽細胞成長因子 シワ改善、創傷治療や美白効果をもたらす

・NGF 神経成長因子 脳の老化予防と活性を促す

・KGF/FGF 7 毛母細胞に働きかけて発毛、増毛効果

・VEGF 新生血管の形成

・TGF β 抗炎症作用

・IGF 1 コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促す、シワ改善

・PDGF 線維芽細胞の増殖促進

・HGF 肌細胞増殖促進、血管新生などの組織再生

代表的な成長因子や増殖因子だけでこれだけありますが、ヒト幹細胞培養液には他にも500種類以上の成長因子が含まれています。

ヒト幹細胞培養液のしくみ

強い髪を生やすには毛母細胞・毛乳頭細胞・表皮幹細胞の増殖促進が不可欠です。
では、ヒト幹細胞培養液は、どのようなしくみで髪を再生するのでしょう?
その鍵を握るのがサイトカインです。
あまり聞きなれない言葉ですが、頭皮や肌が新しく生まれ変わる際に細胞同士が伝達し合う生体信号物質を、サイトカインといいます。
このサイトカインは、ヒトの体内にもともと存在するタンパク質(成長因子)の一種です。
ヒト幹細胞培養液の大きな利点はこのサイトカインが豊富に含まれていることです。
サイトカインはシグナル伝達物質として細胞同士のいわゆるコミュニケーションをつかさどる役割を果たしており、私達の体はそれを通して細胞の増殖・分化・機能発現を行っています。
例えば肌の奥の細胞でコラーゲンが不足してSOSを出していることを幹細胞が察知すると「コラーゲンを増やせ」と指令を出して、情報を細胞間で伝達してコラーゲンを再生したりするという大きな役割を持ちます。
若い肌や頭皮にはサイトカイン・成長因子が豊富にあり、細胞間のコミュニケーションも活発に行われていますが、加齢と共にサイトカイン・成長因子は劇的に減少します。
そうして細胞同士の伝達コミュニケーションの取れなくなったお肌や頭皮は、新陳代謝が衰え停滞してしまい、シミやシワ、頭皮老化を発生させる老化現象となっていくのです。

ヒト幹細胞培養液に含まれるサイトカインは、老化により衰えた細胞を回復させるサポート機能を兼ね備えていて、美容や育毛分野の様々な効果が期待されています。

髪もお肌も若返らせるヒト幹細胞培養液

ヒト幹細胞培養液による再生美容は、最初は女性のお肌を若返らせることで注目されたのが始まりでした。
ヒト幹細胞培養液にはコラーゲンやヒアルロン酸などの組織を構成しているタンパク質や、他の細胞とのコミュニケーション伝達物質であるサイトカインなどがなんと500種類以上も含まれているのです。以前流行したプラセンタに比べても、はるかにたくさんの若返り成分が含まれています。

そもそも、体内にある細胞は 20歳代で 60兆個ありますが、そのうち幹細胞はわずか 10億から 30億個で、 20代を境に加齢と共に減少し、老化を促進します。

肌の幹細胞は、表皮の一番下の基底層と真皮の中にあることがわかっていますが、表皮の幹細胞は自分と同じ細胞をコピーして作り、さらに角化細胞を作りその細胞の層を地層みたいに何層も積み上げて、肌のバリア機能である角質層を作り上げます。
そして、真皮の幹細胞もどんどん細胞をコピーして肌の繊維芽細胞を作り、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの美肌成分を生み出します。
この若さを維持するコピー細胞をどんどん量産してくれる幹細胞が、加齢と共に誰しも減少していく訳です。
40代になると 10億~ 30億あったはずの幹細胞が3分の 1に減少し、 60代になるとさらにその半分になります。
すると当然、新しい肌を生み出す能力が低下してしまい、シミやシワ、たるみや潤いを失った肌の乾燥を招き、お肌は老化するのです。

ヒト幹細胞培養液はその失われた幹細胞を増やして補い、健康的な肌を生み出し老化をストップさせる新しいアンチエイジング法として注目されたのです。

そしてそのアンチエイジング効果が、髪や頭皮についても注目されました。

ヒト幹細胞培養液は待望の「髪の再生工場」

長年の髪の悩みから解放される時代が、やっときました。

毛髪を支えている毛根の一番下には、毛乳頭があります。髪の毛を作るためには、アミ ノ酸やたくさんの栄養素が血流に乗って毛乳頭に届けられ、それによって毛母細胞が活性 化して細胞分裂を起こしながら髪はどんどん成長します。
これはいろいろな育毛剤などの説明でおわかりの方も多いと思いますが、今までの育毛ではこの細胞分裂に育毛剤がどう作用するのか、実際のところ不明でした。

ヘアサイクル(毛周期)は通常の健康な状態であれば2~6年髪は伸び続け、それから徐々に毛母細胞が衰える退行期を経て、髪の成長がストップする休止期となり、髪は抜けて新たな髪を生やす準備をします。

休止期で約3カ月の髪を作る準備を着々と毛母細胞は行っている訳ですが、栄養不足やストレス、ホルモンバランスの乱れや血流不足になるとヘアサイクルのバランスが崩れてしまい、髪が伸びる成長期が短くなり早く抜けてしまい、逆に休止期が長くなり髪を作る
準備期間だけが長く過ぎて、健康な髪の人とは逆のヘアサイクルになってしまいます。
そうすると、毛乳頭にある毛包は活動をしないので徐々に小さくなり、そしてある時、髪 を作ることをやめてしまいます。
これが毛包のミニチュア化です。

男性型脱毛症(AGA)はこのヘアサイクルが短縮化してしまう現象で、毛包自体もミニチュア化して薄毛が進行してしまうのですが、女性もホルモンバランスが乱れる更年期になるとヘアサイクルの休止期状態が長くなり、慢性休止期脱毛症という女性特有の脱毛症になり、頭部全体に薄毛が進行してしまいます。

ヒト幹細胞培養液は、このヘアサイクルを改善することができるとされています。
ヘアサイクルの髪の成長期を長く作用があるのがヒト幹細胞培養液の今までの様々な医薬部外品育毛剤にはなかった大きな作用になります。
これが、ヒト幹細胞培養液が今までの育毛のような表面的な対症療法ではなく、根本的な改善をすることができる理由です。
今では様々な医療クリニックや美容クリニックで、ヒト幹細胞培養液による薄毛治療が安心安全な治療として採用されています。

この写真をご覧ください。

これは医療クリニックや美容クリニックではなく、私が美容師さん向けに講義した美容室でお気軽にできるヒト幹細胞培養液による施術によるものです。

3カ月でここまで髪が よみがえるのです。
詳しくはこちらをご覧ください

フサフサ大作戦より引用

ヒト幹細胞培養液の安全性

ヒト幹細胞培養液について、よく間違えてなされるのが次のような質問です。

〝誰の細胞が入っているの?〟どこの国の人の細胞なの?〝他人の細胞が体に入るの?〟

なんてビックリされた顔で聞かれる方もいます。ヒトと名前が付くので誰かの細胞が入っているのか?と心配される向きもいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
ヒト幹細胞培養液とは、幹細胞を培養した際に出来る上澄みの液のことです。
ですからこの中にはヒトの幹細胞そのものは入っていません。
幹細胞を培養する過程で 出来た抽出液であり、幹細胞の有効成分だけが入っているのがヒト幹細胞培養液です。
つまり他人の細胞が入っている訳ではなく、「ヒト由来」という意味になります。よくいろい ろな美容液にある〝○○由来〟とかと同じです。
それなので製品には「ヒト幹細胞」ではなく、必ず「ヒト幹細胞培養液」と表記されて います。
もし〝ヒト幹細胞〟とだけ表記されていれば、それはまだ日本では認可されてい ないので違法です。〝ヒト幹細胞培養液〟が正しいのです。
細胞そのものではないので、人の遺伝子に影響を与えたりホルモンに作用したりする心配がなく、安心安全が確認されています。

しかし、ヒト幹細胞培養液は安価なもの、高価なもの、日本製、海外製など数多くが流通ています。どれを選べば良いでしょうか?

まず日本製であることが、大切です。
海外製の幹細胞培養液は、製品内容(希釈液や配合液)、配合量、製造工程、ウイルス試験など不明な点が多いことは否めません。
タンパク質の量も、日本製と海外製では異なり日本製の方がタンパク質の量は多いのです。
「タンパク質」と聞くとなーんだと軽く思われそうですが、体を構成するタンパク質は 10万種類を超えるほど様々で、肌を構成するコラーゲンやエラスチン、エネルギー代謝や活性酸素を除去する酵素、細胞に伝達する伝達物質などは全てタンパク質です。
ですので、タンパク質の量が豊富なものは、細胞に直接働きかけて代謝を促進させることに長けているのです。

また、日本製造と海外製造では製造工程に違いがあります。

無血培養と血清培養など、培養方法からして日本製と海外製では異なる場合が多く、海外製造では動物などの血清を使 用したりする血清培養などもあります。
日本とは倫理観の違いがあるのかもしれません。
日本製造の、血清を使わないで培養する製造工程の無血培養のヒト幹細胞培養液こそ、安心安全でリスクのない育毛ができます。

まとめ

 ヒト幹細胞培養液には失われた髪を作る細胞にフォーカスして髪を作る細胞を活性化する作用があるので髪の抜け毛や薄毛に悩む女性には副作用もなく、安心安全に出来る育毛になります。
髪の抜け毛や薄毛予防だけでなく、お肌のシワやたるみ予防にも最適でアンチエイジング効果は現在ある様々な美容液のなかでは一番注目されている成分がヒト幹細胞培養液になります。
日本では厳格な法律がないため、各メーカーはいろいろな宣伝アピールで高配合量をうたっていますが、信頼できる製品を知ることが大切です。安かろう悪かろうの世界はヒト幹細胞培養液にもある、ということは覚えておいてください。