バナナを食べると髪が生える効果があるって本当?   

バナナはビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれているので、美肌効果・貧血予防・熱中症予防・便秘予防などさまざまな効果が期待出来ます。他にもバナナはいろいろな種類の糖を含み、それぞれ体内に吸収される速度が違う為、血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪を溜め込むことを防ぎ、ダイエット効果も期待出来る食品で日本人が1番食べている果物でもあり馴染みが深いですね。
そんなバナナですが、髪の育毛には非常に良い効果があります。
今回は、バナナと育毛効果について解説していきます。

バナナを食べると浮腫み予防効果があり、頭皮浮腫みで抜け毛に悩む人には最適!

頭皮を指で押してみてください。ブヨブヨする感じの頭皮状態は浮腫みによるものです。
リンパの流れてが悪い事により、頭皮が浮腫むことで抜け毛を引き起こしやすくなります。特に女性に多い頭皮浮腫みにはバナナを食べるのがオススメです。
バナナはカリウムを豊富に含んでいる果物です。カリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、カリウムが360mgも含まれています。
高血圧やむくみの解消、運動中に筋肉がけいれんするのを防ぐなどの効果があり、バナナを摂取することで様々な効果が期待出来ます。

バナナはビタミンB2、B6も含みます。

ビタミンB2は体の成長や髪や皮膚、爪などの形成にも深く関与しています。「脂質の代謝を助ける」「過酸化脂質の分解を促進する」「口内炎対策」「皮膚、爪、髪の毛の健康を維持する」などの働きが期待出来ます。
ビタミンB6は髪や皮膚、歯などの健康維持増進に働くほか、神経の働きを正常に保つなどの作用も持っています。「たんぱく質の代謝を助ける」「神経伝達物質の合成を助ける」「成長を促進する」「貧血対策」などの働きが期待出来ます。
女性に多い貧血による抜け毛はバナナを食べる事で貧血予防にもなり抜け毛防止効果も期待出来ます。

バナナには血流を良くするマグネシウムも含まれてる

抜け毛に悩む方の多くは血流不足が原因です。
マグネシウムは、骨や歯の健康維持に欠かせないミネラルで、約300種類の酵素に作用しながら、カルシウムとともに筋肉の動きをコントロールしています。また、正常な血液の循環をキープする役割もあります。
血流不足で抜け毛に悩む方にはマグネシウムを多く含むバナナがオススメです。

髪の発育にはアミノ酸が必要不可欠ですがバナナにはアミノ酸が豊富

バナナに含まれるタンパク質を構成するアミノ酸は、髪の毛を構成するタンパク質ケラチンのほとんど全てを含んでいます。
髪の主成分はケラチンというたんぱく質で、髪の毛の99%がケラチンでできています。
ケラチンは、18種類のアミノ酸から構成されており、なかでもシスチン(システインが2個くっついたアミノ酸)が多いのが特徴です。
また、ハリやツヤのある髪に大事なのがキューティクルになります。
キューティクルは、髪の毛の水分を閉じ込める働きがあり、アミノ酸はキューティクルの保湿成分としての役割もあります。
つまり、アミノ酸が不足すると、髪の毛の構成や保湿に必要なアミノ酸も不足することになるので、髪の毛が細くなったり、ハリやツヤがなくなって髪がボロボロになったりしてしまうのです。
その結果、抜け毛を誘発しやすくなりますのでアミノ酸は髪の発育には必要不可欠になります。
バナナには必須アミノ酸が多く含まれていますので抜け毛予防効果にはオススメです。

ナント!バナナの皮にはAGA予防になる成分が含まれているようです。

男性の薄毛の原因の多くがAGA(男性型脱毛症)によるものですが、このAGAにバナナの皮に含まれる成分が注目されています。
バナナの皮にはシクロユーカレノンと呼ばれる成分を含んでいて、それがAGAに効果があることが研究結果として発表されています。
また、バナナは抗酸化作用もあり、体の酸化予防効果が高く、頭皮や肌の老化を防ぎます。頭皮の老化現象により抜け毛は誰しも増えてきます。バナナはタンニンなどのポリフェノールやβ-カロテン、ビタミンCは、強力な抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の様々な場面で発生する活性酸素除去し、体が酸化することを防ぐ働きのことです。
例えば、クギを放置し空気にさらしておくとクギがサビついてしまいます。
この現象が酸化であり、人間の体内で起こると、病気や老化、肌や頭皮トラブルの原因となってしまいます。
バナナに含まれるこれらの成分が体内で強い抗酸化作用を発揮して酸化から体を守ることで、病気や老化、肌や頭皮トラブルが予防されます。

研究EXPOより参照

バナナには食物繊維も豊富で便秘改善効果もあります。

食物繊維は人の消化酵素では分解できない成分で、便通を改善したり、糖質などの吸収を穏やかにしたりする働きがあります。
バナナは食物繊維を含むため、便秘の改善や血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。
食物繊維には、腸内の有害物質やコレステロールを吸着して、体外に排出する働きがあるため、食物繊維が豊富に含まれるバナナを食べると腸内環境を改善できます。
またバナナに含まれるアミラーゼは米、小麦などの炭水化物を消化するために必要な酵素です。
エネルギー供給源である炭水化物を、消化吸収しやすい麦芽糖や、腸内環境を改善するオリゴ糖などに分解します。

バナナのメーカーによって抜け毛予防効果が違う?

バナナには産地やメーカーが色々ありますがなかでもドールのバナナには他のバナナと違い様々な効果が期待できるようです。
ドールのバナナにはストレス暖和効果や血圧を下げる効果、便通改善効果もあり、ストレスで抜け毛が増えている方には良いようです。

ドールのバナナに含まれるGABAには、血圧高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されており、バナナ120g(1~3本)を食べると、機能性が報告されている1日当たりのGABAの摂取目安量の50%、およそ6.2mgを摂取できます。
今回の臨床試験では、バナナ120gを4週間摂取した結果、収縮期血圧の降下が確認され、ドールのバナナの継続摂取が血圧対策に有効である可能性が示唆されました。そして、自覚的な疲労緩和効果と緊張緩和効果も示されており、GABAの持つ精神安定作用と他の栄養成分が複合的に作用した可能性も示唆されました。また、バナナに含まれる豊富な食物繊維には便通促進作用がある可能性も示唆されています。
2020年10月19日(月)~11月2日(月)Web開催の『第42回日本臨床栄養学会総会』にて発表されました。

ドール、バナナ4週間継続摂取による臨床試験を実施 GABAを含有するバナナで血圧が高めな方の血圧が降下 排便状況の改善、ストレス緩和効果を示唆より引用

またドールのバナナにはGABA(γ-アミノ酪酸)を含んだ、バナナとして初の機能性表示食品です。
DGABAとは、バナナに多く含まれるうま味成分のグルタミン酸が、バナナの実の成長に伴って変化してできる自然由来の成分。このGABAが血圧上昇の原因(ノルアドレナリン)の発生を抑制し、血圧が上がりすぎるのを防ぎます。

産後の抜け毛が気になる方にもバナナはオススメです。

産後の抜け毛は多くの女性が経験しますが、産後の栄養補給は育児の大変さなどで不足しがちになり、その影響は髪にも現れます。
バナナには、妊娠・授乳中に意識して摂取したい葉酸やビタミンB6、ビタミンC、マグネシウムなどがバランスよく含まれています。バナナを食べる事で育児の大変さによる乱れがちな食生活の栄養補給も改善出来ます。

バナナの保存方法はどうするのがオススメ?

バナナは、冷蔵庫などで保存すると低温障害を起こし、すぐに黒くなり傷んでしまうため、新聞紙などに包み、冷暗所で保存します。
長期間保存する際は皮をむき空気に触れないようにラップに包んで冷凍するのがオススメです。