ブラッシングをする事で抜け毛が予防できる。そのやり方とは?

40代からのエイジング世代になると髪が気になり始める「髪のボリューム」「年齢的にしかたがない」と思いがちですがエイジング世代こそ、日常のケア次第でツヤもボリュームも変わります。

エイジング毛と呼ばれるつむじの薄毛、うねり毛、縮毛などエイジング毛対策は毎日のケアが大切になります。

ヘアケアの基本はまずはブラッシングが大切です。

毎日の頭皮のケア、髪のケアでかかせないブラッシングですがブラッシングによる効果とは一体どういった効果があるのでしょう?

ブラッシングによる効果

年齢と共に頭皮は下へ下へと垂れ下がりますので頭皮が引っ張られる事により、頭皮が固くなってしまい血行が滞る事になります。

血行不良により毛母細胞にしっかり栄養や酸素が運ばれず、健康的な髪が育ちにくくなります。ブラッシングは頭皮に刺激を与えて血行を促すことから、髪のトラブルの改善に大きく役立ちます。

また、頭皮の血行がアップすると、滞っていたヘアサイクルが正常に働き、傷んだ髪を健康な状態に導くことが可能になります。
正常なヘアサイクルは約2年〜6年のサイクルで髪は生えて、成長して、抜けるというサイクルとなりますが、異常脱毛や抜け毛が多いなどに悩む方の多くはヘアサイクルが短縮化しています。

ヘアサイクルが短期化して1ヶ月から1年のヘアサイクルになると薄毛化が目立ちます。
ヘアサイクルを正常なサイクルに保つためにもブラッシングをして頭皮の血行を良くしましょう。

そのほかにも、ブラッシングで髪の毛のいちばん表面にある組織であるキューティクルが整ううえ、頭皮の脂分が髪の毛をコーティングすることでツヤも出てきますので髪の表面のツヤ髪効果もあります。

ブラッシングでやってはいけない事

ブ ラ シ は「 叩 く 」も の で な く「 と か す 」も の

ブラシで頭皮を叩いてマッサージという方法は効果ありますか?といった相談がありますが、逆効果です。
頭皮をブラシの尖った先端で叩き刺激を与えると、聞いただけでゾッとします。 頭皮はうっ血し、さらに頭皮は硬くなり、抜け毛を増やすきっかけになります。頭皮は優しくいたわりましょう。

ブラッシングの仕方で頭皮は変わる

毎日髪をブラッシングする際の、ブラシ選びも大切です。

ブラシの先端が丸くなっているものを選びましょう。先端が丸くないブラシは頭皮を傷つけてしまいがちです。

また頭皮に負担をかけない柔らかい材質のブラシが適しています。
豚毛などのブラシも頭皮や髪のブラッシングには適していますので使いやすいブラシ選びをしましょう。

そしてブラッシングです。

頭皮のマッサージ効果のあるブラッシング方法をお伝えします。

ブラッシングの仕方
  1. ブラシを頭頂部において、優しく円を描くようにブラシをローリングさせて頭皮の緊張を和らげます。
  2.  前頭部の生え際部分から後頭部の生え際部分にかけて優しくブラッシングします。次 に中央から耳きわサイドまでのラインをしっかりブラッシングします。

これだけでブラッシングにより頭皮の緊張がほぐれますので是非、実践してみて下さい。

シャンプー前にブラッシングする事も大切

シャンプー前に乾いた髪を1分間ブラッシングする事により、髪のからまりやほこりを落としておくことで、頭皮の汚れを浮かせて落ちやすくします。
髪にはホコリや毛穴に詰まった皮脂汚れがあります。

皮脂汚れは頭皮トラブルを引き起こす原因にもなり、抜け毛の原因にもなりますのでシャンプー前の乾いた髪の状態でブラッシングする事により落としやすくなります。
シャンプーの泡立ちも良くなり、頭皮や髪への負担も減ります。濡れている状態でのブラッシングは避けましょう

お風呂上がりの髪が濡れた状態でのブラッシングは避けた方が良いでしょう。

髪は濡れるとキューティクルが開くので、ブラシの摩擦は無防備な状態の髪に大きなダメージを与える可能性があります。

ブラッシングをする時は、タオルやドライヤーでよく乾かしてから行うようにしましょう。

寝る前にブラッシングをして副交感神経を優位にしましょう

コロナ禍の影響によりストレス障害に悩む方も多くいます。

副交感神経より交感神経が上回ってしまうと血管も細くなり、常にピリピリした状態となり抜け毛が多くなります。
最近では、こうした交感神経と副交感神経のバランスが乱れる事によって抜け毛を引き起こし悩まれている方も多くいます。

ブラッシングで適度に頭皮を刺激しておくと、リラクゼーションに働きかける副交感神経が優位に立ち、それが上質な髪を育てるための良い睡眠につながりますし、副交感神経が優位になることによって抜け毛予防効果にもなりますので寝る前の適度なブラッシングはオススメです。