フケが出る原因とは?フケが増えると抜け毛、薄毛の原因に!

フケは頭皮から出る老廃物、つまり肌から出る垢のようなものです。
人間の皮膚は、20代で約28日周期のサイクルで生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)という機能が備わっており、それは頭皮も同じです。
歳を取れば取るほどターンオーバーは長期化してしまいます。
40代で55日、60代になると、、、。
ナント!100日以上にもなってしまいます。

ターンオーバーが長期化すればするほど、新しく細胞が出来ないのでお肌はシワやくすみ、シミなど老化現象が起こります。頭皮ももちろん同じようにターンオーバーが長期化すれば頭皮老化で頭皮も活性化しにくくなります。
そのターンオーバーのときに古くなった頭皮の角質が皮膚の奥から押し出され、剥がれ落ちたものがフケなのです。

通常のターンオーバーで発生するフケは垢のように小さく、通常は洗髪で取り除かれて洗い流されてしまうため、目立つことはありませんが、洗髪の仕方や頭皮トラブルにより、フケが出やすくなったり、フケの大量発生により頭皮が痒くなったり抜け毛を引き起こす原因にもなります。
今回はなぜフケが増えてしまうのか?フケが原因で抜け毛が増えるワケを解説していきます。

フケの大量発生はターンオーバーの乱れ

頭皮は体のなかでも、特に皮脂の分泌が盛んな部位です。さらに、頭皮には皮脂や汗などを栄養とするマラセチア菌という皮膚常在菌がいます。
ほどよい皮脂は頭皮に潤いをもたらし、マラセチア菌は雑菌や細菌の侵入を防いで頭皮の健康を守ってくれています。
ところが、何らかの理由で皮脂やマラセチア菌のバランスが悪くなり、多すぎたり少なすぎたりすると、頭皮のターンオーバーが崩れ、角質が大量に剥がれ落ちる「フケ症」と呼ばれる状態になるのです。

フケが多いと頭皮の痒みの原因にもなります。

フケは分かりやすい頭皮トラブルの目安になります。
通常の健康的な頭皮は適度な潤いが保たれてれいますのでフケが大量に発生する事はありませんが、頭皮が乾燥したりするとフケが多く発生します。
フケそのものが頭皮を刺激することによってかゆみが発生するため頭皮を引っ掻き傷つけてしまい更なる頭皮トラブルの悪循環となり抜け毛を引き起こしやすくします。

頭皮が乾燥するのは何故?

フケが増える原因は頭皮の乾燥が主な原因になります。
通常は頭皮は適度な潤いを持ちますが、何故、頭皮が乾燥するのでしょうか?
それはシャンプーのし過ぎや、洗浄力の強いシャンプー剤の使用。そして、十分なすすぎをしない事による頭皮トラブルになります。

まず、間違えやすいのが「顔のお肌は優しく洗い、頭皮はゴシゴシ洗い」は大間違いだというお話です。
頭皮の毛穴の数はなんと4万個もあります。これは顔の毛穴の5倍です。

頭皮はお肌より毛穴が多いので、本来は顔のお肌よりも毛穴の数が多い頭皮の方をしっかりケアすべきなのです。
でも、頭皮より顔のお肌の方を優しくケアしていませんか? お顔は刺激のない優しい泡で優しく包み込むように洗っていても、洗髪する時はシャンプーをべっとり付けて、洗髪してませんか?

〝頭皮と髪は汗で汚れているから…〟と、洗い上がり重視のシャンプー選びをしていませんか?

想像してみてください。
お肌も頭皮も同じ皮膚でつながっています。しかも、頭皮はお肌より敏感です。
お肌は爪を立てて洗顔しませんね。頭皮も爪を立てて洗うのは論外です。
多くの方は、爪を立てて洗わなくても、指の腹でしっかり洗っていれば正解と思われていますが、実はこれでも抜け毛や薄毛に悩まれている方の頭皮にとっては、大きな負担になります。

頭皮は、ゆっくり優しく揉み込むように洗うと、汚れや余分な皮脂を充分取り除くことができ、しかも頭皮をほぐして抜け毛の防止にもなります。
決してゴシゴシとこする必要はないのです。
ゴシゴシやると、髪と髪に摩擦が生じ、絡み、さらに抜け毛が増えてしまうことにもなります。指に絡みついた抜け毛でさらに気分も落ち込むということになりかねません。
ゴシゴシ洗うと頭皮に必要な皮脂まで全て取り除いてしまい頭皮乾燥になりやすいのです。
頭皮乾燥が原因でフケが大量発生しやすくなるので洗髪はゴシゴシ洗うのではなく頭皮をゆっくり揉み込むように洗髪して下さい。

ベタベタするフケは抜け毛を誘発しやすい。皮脂の取りすぎは注意!

皮脂を洗浄力の強いシャンプーで取りすぎてしまうと、頭皮のバリアゾーンが失われ てしまい、細菌が繁殖しやすくかえって抜け毛を誘発しやすくします。〝トラブル頭皮〟の 始まりです。
しかも、過剰に分泌される皮脂は、洗いすぎによってさらに過剰に分泌されてしまいます。
それによってフケの種類も乾燥したフケではなく、ベタベタした感じのフケが出てきます。
ベタベタしたフケはつまり過剰な洗髪や洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取り除かれた頭皮には、外部からの細菌から頭皮を守るバリアゾーンがなくなります。そうなると人間の体はバリアゾーンを守るために働きます。取り除かれた皮脂をまたどんどん分泌して、体は自分を守ろうとするのです。
多くの人の皮脂の過剰分泌は、こうした原因によるものがほとんどです。
過剰分泌した皮脂は、約 48時間で酸化していきます。酸化した皮脂は様々なトラブル頭皮の原因にもなりますし、何より毛穴を塞いでしまいます。
毛穴を塞いでしまうと髪は成長出来ませんし、新しく生える新生毛も生える事が出来ません。

このように過剰な皮脂は頭皮トラブルの原因になりますが、適度な皮脂は髪の栄養分と 頭皮を守るために必要なのです(ちなみに現代の薄毛人口の加速には、朝シャンして夜も シャンプー=洗いすぎという原因もあります。シャンプーは 1日 1回で充分です)

シャンプー剤を選ぶ際には気をつけて

シャンプーを購入する時に、ついついコマーシャルやシャンプーボトルのデザインや香りや泡立ち重視で購入しがちですが、シャンプーが原因で頭皮が乾燥してフケを増やす原因にもなります。

洗浄力の強いシャンプー剤はオススメしません。

洗浄力の強いシャンプーは泡立ちは凄く良く、スッキリ洗えますが洗浄成分や泡立ち成分には有害な成分が含まれています。痒みや頭皮トラブル、抜け毛の原因にもなる成分。それは、シャンプーに含まれる「合成界面活性剤」の仕業なのです。
合成界面活性剤の洗浄成分は髪や体の汚れを落としてくれますが、実はもう一つ、裏の顔を持っています。それは〝プロの運び屋〟という顔。
石油をもとに人工的に作られた合成界面活性剤は、体に有害化学物質が侵入することを許してしまうのです。
そんな悪者が、台所合成洗剤、化粧品、ボディーソープ、そしてシャンプーなどの日用品に多く使用されているのが現実です。
しかもこの運び屋は、お風呂場など温度が高いほど、よく働いてしまいます。

吸収しやすい体の部位はどこになるでしょうか。

二の腕の吸収しやすさを1とすると、足の硬いかかとは0・ 14、手のひらは0・ 83。これらの部位は二の腕よりも有害物質を吸収しにくいです。
これに対して脇の下はぐっと高くなり3・6。また額は6、頭は3・5と、髪に関わる頭 皮周辺は化学物質を吸収しやすくなっています。
これらの数値を見ていると、化学成分を使っていなかった昔に比べて、現代の化学成分がいかに頭皮や髪に悪影響を与えているか、わかっていただけるのではないでしょうか。
こうした悪影響が多くなればなるほど、薄毛人口は男性も女性も年々増えていく傾向になるということは、納得できますね。

だからこそ、日々使用する頭髪関係商品にこだわる必要があるのです。

〝いろいろな育毛方法を試しても、他の人は効果があったみたいだけど、私には効果が感じられない〟とおっしゃる方は多いです。
その方々の日常ケアをうかがってみると、ほぼ9割が界面活性剤を全く気にせず使い、そ れを〝問題ない〟と考えていました。
フケや抜け毛が増えたら、日常使っているシャンプーがあなたの頭皮には合わない可能性があります。まずはシャンプーを変えてみてください。

まとめ

普段、何気なく使っているシャンプー剤は洗浄の仕方によって頭皮は大きく変わります。
フケを大量発生させない為には、洗浄力の強すぎるシャンプー剤は避けてなるべく頭皮に優しいシャンプー剤を選びましょう。
シャンプーはきちんと洗い流すようにして、すすぎには数分は時間をかけて洗い流すようにしましょう。