黒ゴマには育毛効果の高い成分が豊富。  貧血で抜け毛に悩む女性には黒ゴマがオススメ

髪にとって必要なビタミンやミネラルですが、普段の生活ではどうしても不足しがちになりがちです。
そんな時にはゴマを食事と一緒に摂取するのがオススメです。
ビタミンとミネラルを豊富に含むごまは、体のエネルギー代謝や抗酸化作用を高めてくれる食品です。
そして、ごま特有の機能性成分のゴマリグナン含み、とても栄養価が高いことがわかります。
今回はゴマが育毛に効果的なのか?を詳しく解説していきます。

ゴマにしか存在しない貴重な成分

ごまにしか存在しない成分セサミンなどのゴマリグナンは、生活習慣病をはじめ多くの病気の原因となる活性酸素の発生を抑制する抗酸化物質です。
多くの抗酸化物質が、水溶性のため肝臓まで届くことができないのに対し、ゴマリグナンは肝臓まで届き、抗酸化作用を発生させる数少ない栄養成分です。
また、ブルーベリーと同じ、アントシアニンというポリフェノール色素や不溶性食物繊維の一種であるリグニンが含まれていますので抗酸化作用に適してます。
ゴマグリナンはビタミンEが含まれる食品と一緒にとると、ビタミンE活性がより増強されることもわかっており、老化を抑え、美容効果も期待できます。

ゴマグリナンは何故育毛に効果的?

ゴマリグナンはセサミンを中心として構成される栄養素ですが、セサミンの働きは、特に肝臓で発生する活性酸素を効果的に効率的に除去する働きをします。
活性酸素は身体に不可欠な物質ですが反応性が強く、増えすぎてしまうと体内の脂質を酸化させてしまったり、DNAそのものを傷つけてしまたり、その影響によりガン細胞も生みやすいという可能性があります。
そして、活性酸素によって頭皮の脂質が酸化してしまうと、髪の毛を生やす毛母細胞がダメージを負ってしまいやすくなります。

酸化=老化と考えていただいた方がわかりやすいかと思いますが、酸化によって頭皮が老化してしまうと、髪は若い頃のようなハリもなくなり、細くなりやすく、頭皮老化により髪を作る細胞自体も無くなりますので薄毛の原因となることもあります。

その老化を防ぐ為にゴマに含まれるゴマグリナンは非常に抗酸化作用に優れている成分なのですすんで摂取する事をオススメします。

ゴマ1粒に1%しか含まれないセサミンは髪には必要な栄養素が豊富。

ゴマに含まれるセサミンにはミネラルやカルシウムが豊富に含まれていることが関係しています。
とくにミネラルは髪の毛の成長に必要不可欠であり毎日でも摂取したい栄養成分です。
セサミンには体内のホルモンバランスを整える働きもあるため、更年期やホルモンバランスの乱れによる抜け毛なども防いでくれます。
そしてセサミンは、ゴマ1粒にわずか1%未満しか含まれていない希少成分でもあり、ポリフェノールの仲間であるゴマリグナンと呼ばれる成分の一種で、酸化に強いという特徴を持っています。

ゴマに多く含まれるビタミンEは髪への育毛効果は抜群

ビタミンEを意識して摂取すると抗酸化作用により、頭皮や毛髪の老化防止をしてくれ、抜け毛を防いで予防もしてくれます。
ビタミンEは毛細血管を広げる働きをしてくれるので、血流を良くして毛乳頭まで円滑に栄養を運べるようにしてくれます。
年齢と共に増加する、体の脂質(コレステロール等)は、活性酸素により酸化してしまうと、頭皮にも影響を与えます。
毎日に食生活で炭水化物の摂取しすぎや甘い食べ物ばかりだと体は糖化体質になり、体は酸化します。
体がサビた状態になりやすいのです。
この状態が長く続くほど、体は老化体質となり、頭皮も同じように老化していきます。
血液もドロドロになりがちとなりますので頭皮に栄養を送れなくなり、その結果、毛母細胞に栄養が行き渡らない状態による抜け毛や細毛を引き起こす原因にもなります。

ビタミンEは、体や頭皮に分泌され酸化してしまう過酸化脂質を、どんどん出して抜け毛を防いでくれます。
また、ビタミンEは血管を守ったり、血行促進を促してくれるので、冷えから発生する抜け毛の予防や、育毛促進の効果まであります。

ビタミンEを含む食材とゴマを一緒に摂取するとゴマグリナン効果で更にビタミンEが増強されますのでゴマと育毛効果の関係性が重要なのがわかりますね。

ゴマは食べすぎると太りやすい?

ごまの半分を占める脂質には不飽和脂肪酸であるリノール酸、オレイン酸が豊富に含まれていることが特徴です。リノール酸は人の体で作ることができないため、食べ物から摂る必要があるので、毎日、ごまを適量、食べることをおすすめします。

ゴマの50%が脂質になりますが、カロリーが気になる方でもオレイン酸とともに血中コレステロールの上昇を抑える働きがありますのでカロリーが気になる方でも心配はいりません。

貧血の方にもオススメなゴマ成分

抜け毛に悩む女性に多い貧血。
貧血は血液の鉄分が少ない為に栄養素が上手く運べない状態となります。
貧血になる原因は鉄分不足になりますが、鉄は血液中のヘモグロビンの一部となり、体のすみずみまで酸素を運ぶ重要な働きをしています。
鉄分が不足すると全身の組織が酸欠状態となり、疲れやすくなったり、集中力の低下や免疫機能の低下などにつながります。
その結構、頭皮や毛包に栄養素を届け難い状態となり、髪の抜け毛や薄毛の原因にもなります。

貧血が気になる方はサプリメントなどの鉄分を服用する方法もありますが、ゴマにはごま大さじ1杯(10g)には ほうれん草1茎(45g)と同等の鉄分が含まれますのでサプリメントでなく、天然の食材から摂取出来るのでオススメです。

髪を作る素の亜鉛も豊富に含まれています。

亜鉛が育毛に良いとよく知られています。髪の毛はケラチンと呼ばれるたんぱく質の一種で構成されています。
このケラチンは、亜鉛によってタンパク質をケラチンに合成されます。亜鉛がケラチンに働きかけることで、髪の毛を生成してくれます。
亜鉛は育毛にとって重要な栄養素となります。
健康や髪の生育に欠かせない「亜鉛」はなかなか摂取しにくい栄養素です。
手軽に摂取できるサプリメントも市販されていますが、やはり自然な食べ物から摂取することが理想的ですね。

ごま大さじ1杯(10g)には 牛乳 紙パック(150g)と同等の亜鉛が含まれます。 亜鉛は鉄の次に多い微量ミネラルで、ほとんどは筋肉と骨の中に含まれますが、一部は皮膚や様々な臓器に分布し、たんぱく質の合成や300種以上の酵素に関与する重要な働きをしています。

また、亜鉛不足は抜け毛を増やす原因にもなりますので、亜鉛不足を補う為にはゴマは大切な成分です。

黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマとある中でも黒ゴマがオススメ

白・黒・金で若干含まれる量の違いはあっても栄養成分はほとんど同じです。
成分の約50%は脂質で、次に約20%がたんぱく質、約20%弱が炭水化物です。その中でも黒ゴマは、香りが高く、黒い皮にはアントシアニンや鉄分が含まれているのが特徴です。
見た目のアクセントにもなり、赤飯やおはぎ、ゴマ和えなどに広く使われます。
セサミンが豊富で抗酸化作用が強いため、老化防止や肝機能の改善、悪玉コレステロールを低下させ動脈硬化を防ぐなどの効果が期待できます。
すりゴマにすると、硬い皮が破れて、栄養吸収率を高めることができます。

JAグループ 秋の旬野菜黒ゴマより引用

黒ゴマのオススメの食べ方

黒ゴマだけをたくさん食べるというわけにはいきませんが、無理なく美味しく黒ゴマを摂取出来るオススメの食べ方です。
量を多く摂取できペースト状にすることで多くの量を食べることができます。
また、ペースト状にした黒ゴマペーストは、パンに塗ったりゴマだれを作ったりと、様々なアレンジが可能です。
スーパーでも手に入る練りごまタイプの黒ゴマペーストはもありますので手軽に毎日継続するなら練りごまが最適。
しかも、栄養素が多く摂取できます。

黒ゴマを擦って殻をつぶすことで、より多くの栄養素を摂取することができます。

1日にどれくらい摂取すれはいい?

ごまの健康効果を感じる摂取量の目安は1日に大さじ1~2杯(10g~20g)になります。
毎日の食生活の中で少しずつゴマを献立に入れるのもオススメです。
ふりかけにしても飽きがこなく食べやすいのでオススメです。

是非、試してみて下さい。