ふくらはぎが硬いと抜け毛の原因にもなるのはホント? こむら返りが頻繁になる方は注意!

ふくらはぎの重要性はご存知ない方も多いようです。ふくらはぎは睡眠の質にも影響し、抜け毛の原因にも関係します。
その他にもこむら返り(足がつる)原因には重大な病気が隠れていたりします。
今回はふくらはぎの重要性について発毛診断士であり、著者の久田篤が詳しく解説します。

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれる大切な部分です。

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれていて、足に降りた血液を心臓に押し戻すポンプの役割があります。
ふくらはぎが硬くなると、ポンプ作用が上手く働かなくなり、血液をスムーズに心臓に戻しにくくなります。すると、全身の巡りが悪くなり、血液を循環させようとするため、心臓が頑張って働こうとするため、交感神経が優位になり、睡眠の質が悪くなります。
また、血液が最後に到達するのが髪を作る毛包になりますので血液を隅々まで循環させる事は健康的な髪を維持する為には必要不可欠になります。
特に女性の薄毛、抜け毛の原因の一つは血流不足による事があげられています。血流が髪の抜け毛や薄毛を左右するくらいに大切な要素になります。
またストレスは、交感神経を優位にします。交感神経が優位になると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。運動はストレスの解消に効果的で、適度な疲労感が寝つきを良くします。
ただし、寝る直前に運動を行うと交感神経が優位になり、眠れなくなるかもしれないので、ストレッチ程度にするか、日中に運動することをおすすめします。
そして、この交感神経を優位にする原因の一つがふくらはぎの硬さです。日中に運動が出来ない場合には夜、寝る前にふくらはぎをストレッチして和らげてあげる事により血流も良くなり睡眠の質も良くなります。

ふくらはぎがつる原因には重大な病気も隠れている場合もあります。

こむら返りはふくらはぎの腓腹筋や神経が異常な緊張をおこし、筋肉が収縮したまま弛緩しない状態になるため激しい痛みを伴う腓腹筋痙攣のことで、一般的に「足がつる」という言い方をします。
食生活の偏りや脱水等により身体内の水分や電解質の不足によって筋肉が十分な代謝をおこなうことが出来なくなったり、疲れや冷え等による血流不足が原因でおこることが多く、糖尿病や甲状腺機能低下症などの代謝異常や腰椎の変形などで脊椎神経を圧迫することによりおこる場合もあります。

また、過度なアルコールの飲酒により、脱水になっている場合もふくらはぎがつる事もありますので過度の飲酒は控えましょう。
睡眠の質む下げてしまいますのでアルコールの飲み過ぎには注意が必要です。

ミネラル不足も足がつる原因にもなりますのでミネラルを多く含む食材を摂取する事も大切です。

ミネラルなどマグネシウムは、アオサやワカメ、ヒジキなどの海藻類のほか、ナッツ類に多く含まれています。 また、カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐や生揚げなどの大豆製品、ししゃもやしらすなど、骨ごと食べられる魚に多く含有されています。 カリウムは、長いもやさつまいもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物に豊富です。

サワイ健康推進課より参照

「一回 30秒の正座」で、髪がよみがえる!

体の隅々、そして髪まで血流を行き渡らせる。これが髪をフサフサにする一番の近道です。そしてそのためにとても効果的なのが、
「一日の目覚めに 30秒の正座を3セット」「夜、寝る前に30秒の正座を3セット」行うというものです。

最初にお伝えした様に、足は第二の心臓と呼ばれています。特にふくらはぎは血液を循環させる働きがあります。
ふくらはぎは歩行時に筋肉を収縮させ、この筋肉がポンプのように血液を循環させるのです。ところが運動不足やデスクワークなどでふくらはぎを使わないと下半身に血液が停滞しやすくなってしまい、頭のてっぺんまで血流が行きにくい状態になります。

それを改善するのが「正座」です。
ふくらはぎをマッサージすることでも良いのですが、正座をすることで、普段は圧があまりかからない左右のふくらはぎにバランス良く圧がかかるため、手軽でしかも簡単に血流が促進されます。
普段の運動時の血液は約 秒で体全体を一周しています。正座をしてふくらはぎに圧がかかる状態を 秒続ければ、血液が行き渡りにくい頭皮の部分も充分に血流がアップするという効果があります。
就寝時の体は横に寝ているので、心臓のポンプは一生懸命に働かなくても血液を体全体に行き渡らせることができますし、体の筋肉も休んでいる状態です。
これに対して、朝起き上がった直後は体の筋肉はまだこわばっていて血流を良くするポンプ機能も弱く、血流が不足気味になります。そこで筋肉を早く目覚めさせて血流を良くすることにより、髪に血流を行き渡らせるのに最適な時間帯なのです。

1日の目覚めに 秒の正座を3セットすることで、髪にハリがよみがえる。

さっそく明日の朝から、30秒の正座を3回やってみましょう。さらに夜の就寝前に30秒の正座を3回やってみましょう。
十分な血流によりハリがある「目覚めた髪」は、抜け毛予防に効果的です。
体験者の全ての方が「この朝の正座 30秒3セットを実践したところ、髪にハリが出てきた」「生え際の髪が太くなってきた」「肩こりがしなくなった」など、髪や体にとっての喜びの声が多く寄せられていますのでオススメです。

正座が出来ない方にはゴキブリ育毛体操がオススメ!

寝る前におすすめです。この「ゴキブリ育毛体操」も、私が先述の30秒の正座と今でも毎日実 践している育毛体操です。
名前を聞くと気味が悪いですが、ふくらはぎや手足がダルい時やむくみが気になる時は 一瞬で改善して血流を促進する、すごい体操です。
就寝しようと思っても何だかふくらはぎや足の疲れが取れず、なかなか寝つけない、翌朝もむくみやすい、などの経験はないでしょうか?カカトの高いヒールや立ち仕事などは血流が停滞し、悪くなりやすいので、それによって体全身や頭皮への血流も悪くなりがちになります。
また男女関係なく、仕事などでの座りっぱなし・立ちっぱなしの状態が続くこともむくみ の要因になります。座りっぱなしのデスクワークをしている場合には、太ももからひざあ たりまでが圧迫された状態になります。圧迫されることによって血液が悪くなるので、余計な水分や老廃物がリンパ管や血管に回収されにくくなります。排出されずにたまっていく一方になるので、むくみが起こります。

ゴキブリ体操のやり方は簡単です。

仰向けになって両手足をバタバタと小刻みに動かします。
これを1日 1回 2分~ 3分するだけで、非常に簡単に足の疲れが取れて、むくみやダル さの解消、血流アップ、老廃物デトックスの効果があります。
これは、仰向けになって行うことがポイントです。仰向けになることによって、自然と 手足の血液が心臓に戻っていきます。
そして手足を小刻みに動かすことで、毛細血管から の血液循環を促すことができ、より血液が心臓に戻りやすくなります。
血液の流れがスム ーズになることで余分な水分や老廃物などがリンパ管に運ばれやすくなるのでデトックス 効果も生じ、血液が頭皮の毛細血管までスムーズに行き渡ることによって髪を作る栄養素 がきちんと運ばれ、髪の育成や抜け毛防止につながるのです。

一日の緊張をほぐすこともできますので、睡眠の質を高めるのにも効果的です。

是非、実践してみて下さい。