イワシが育毛に効果があるとテレビ番組で話題となりましたが、本当にイワシを食べれば育毛効果があるのでしょうか?
イワシを食べて育毛効果を得るには単にイワシを食べるだけではなく食材の組み合わせによって最適な育毛効果を得られます。
今回はイワシの効果と食材を組み合わせると更に育毛効果を得られる食材をご紹介します。
目次
イワシの栄養素とは一体どのような効果がある?
イワシは栄養価の高い魚で知られています。中でも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)をはじめとするn-3系脂肪酸(オメガ3)を豊富に含んでいます。
これらの脂肪酸には血管を拡張させ、血液の流れをよくする働きがあるとされて血圧を下げる効果があるそうです。また、EPAには中性脂肪を少なくする働きがあるとされ、医薬品にも利用されています。さらにDHAには脳の活性化にも関わっており、認知機能の改善に効果があるともいわれています。
ビタミンB群やビタミンEも非常に豊富に含まれており、妊娠中や授乳中の方は、積極的に摂ると良い食品のひとつと言えます。
また、カルシウムや鉄分なども豊富で、それらの吸収を助ける働きをするビタミンDも同時に含まれているため、イワシひとつで丈夫な骨や身体を作ってくれる優秀な食品です。
DHAやEPAはなぜ育毛にいい?
DHAやEPAは善玉コレステロール(HDL)を増やし、強くしなやかな血管を作るという作用を持ち、さらに血管内にこびりつく悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を減らす作用があります。コレステロールはバランスが大切になります。DHAやEPAほこのコレステロールのバランスを整える働きがあり血管を丈夫にし血管拡張作用により血流を促進します。LDLコレステロールの数値が高い方は毛細血管へ血液を行き渡らせることが難しくなり、頭皮の髪の毛を作る細胞が栄養不足になってしまうことで抜け毛を誘発して薄毛になることが多いので、薄毛が心配な方はDHA・EPAを多く含むイワシを食べることをオススメします。
血液がドロドロになるとAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)を引き起こしやすい。
普段の食生活で揚げ物やラーメンなど脂っぽいものや糖質の高いものを多く食べていると、中性脂肪が増えて血液がドロドロになってしまいがちです。
血液がドロドロになって流れが滞ると、頭皮に必要な栄養が十分に運ばれなくなり、AGA(男性型脱毛症)が加速してしまいます。
最近ではFAGA(女性型脱毛症)も増えてきてます。AGAやFAGAを発症してしまうと普通の育毛剤などでは効果がなく、薄毛は進行していきますのでAGAやFAGAの進行を抑えるには医薬品治療や幹細胞によるヘアケア、頭皮ケアが必要になってきます。
ですからAGAやFAGAを発症させないために食事に気をつける必要があります。
イワシやサバなどの青魚に含まれるDHAやEPAは、ドロドロになった血液をサラサラにしてくれるため、髪に栄養が届きやすくなる効果があるので食生活が乱れている方にはまずはイワシやサバなどの青魚を食事に取り入れるように心がけましょう。
血管拡張効果があるとされるイワシですが発毛剤ミノキシジルも実は血管拡張剤ですが違いは?
医薬品発毛剤で有名なミノキシジル成分ですがミノキシジルは実は元々は高血圧の患者に投薬していた血管拡張剤だったのです。
そのミノキシジルを与えられた高血圧患者から髪が発毛したという副産物から発毛剤として現在のミノキシジル成分の発毛医薬品が世の中に出てきたのです。
ミノキシジル成分はいわば化学合成され精製た血管拡張剤になり、医薬品としての扱いとなり医薬品になれば当然、副作用の心配もあります。
しかし、天然の血管拡張剤とされているイワシは医薬品のような副作用の心配もなく安心して栄養を身体に取り込める利点があります。
血流アップ効果もあるのでイワシは血流不足によって引き起こされる抜け毛には効果的な食べ物になります。
イワシの缶詰は効果はある?
普通に家庭で調理するイワシ料理に比べて缶詰でスーパーなどで売られているイワシの缶詰ですが、効果はあるのか疑問に思いますがイワシの缶詰にもたっぷりの栄養が含まれています。
例えば、かば焼きの缶詰は生のイワシと比較して、DHAは1.6倍、EPAは2.3倍も含まれています。味付缶には特にカルシウムが多く、生のイワシが100gあたり74mgなのに対し、味付缶のカルシウム含有量は370mgも。オイルサーディン(油漬缶)では、ビタミンB12が特に多く、100gあたり生のイワシの1.1倍です。
缶詰は手軽に食べられるうえに、長期保存も出来て栄養をたくさん摂れるのが嬉しいですね。
イワシと梅の組み合わせは育毛には最適なメニュー
イワシは多くのレシピがある魚です。新鮮なイワシはお刺身やお寿司で食べるとほかの魚とは違う美味しさが味わえます。また焼き魚やつみれ汁、醤油漬けなど、幅広く利用でき、さまざまな味で楽しめます。
その中でも育毛に最大の効果を発揮するイワシ料理のメニューはイワシと梅干しを使ったイワシの梅煮やイワシの梅フライは梅干しとイワシの良いところを出した育毛に良いメニューになります。
梅干しのクエン酸には髪の発育に必要な亜鉛の吸収を高め、血液をサラサラにし「梅リグナン」というポリフェノール成分が細胞の酸化を防ぐアンチエイジ効果もあります。また唾液の分泌を促進するだけでなく、梅干しは体を弱アルカリ性に戻す効果があります。
人間の体は弱アルカリ性であるのが健康な状態ですが、焼き肉やラーメン、ご飯、ビ ールといった毎日の生活の中で食べるものの多くは酸性食品なので、人間の体は常に酸性 に傾きやすいと言われています。
体が酸性に傾くと血液がドロドロになり、痛風など様々な病気にかかりやすくなりもち ろん、髪にも頭皮にも最悪です。体が酸性に傾いているうちは髪は生えにくいのです。
そこで血液の酸度を弱アルカリ性に戻すために、アルカリ性の食べ物である昆布などの海藻類やキュウリやトマト、ミネラルウォーターなどをこまめに摂取してアルカリ性に作用するようにしますが、普段の食生活で肉料理やアルコールを多く摂取し酸性に傾いている体を、アルカリ性食を摂取して中和するには、例えば牛肉を200g食べたらその中和にはキュウリ 20本を食べる必要があります。いくらなんでもキュウリ 20本は食べられませんよね?
でも、梅干しはたった 10g程食べるだけで、キュウリ 20本分と同じ効果があります。
肉料理をたくさん食べた後に梅干しを食べるのは、とても効果的なのです。何百年も昔から食べられている梅干しですが、先人の知恵はつくづくすごいと感じます。
酸性に傾きがちな体を弱アルカリ性に戻して血液をサラサラにしてくれる梅干しは、髪や頭皮に効果のある成長ホルモンの分泌アップにも健康にも最適な、最強の1粒パワーになります。
イワシと梅干しの組み合わせは育毛にはとても良い食事メニューになります。
まとめ
イワシは手軽に食べる事が出来ます。まずは缶詰めなどで普段の食事の一品に付け加えるのをオススメします。
また体を酸性からアルカリ性に戻す作用もある梅干しとの組み合わせも育毛には最適な食事メニューとなります。
しかし、色々な育毛剤や発毛方法を試してもなかなか効果が表れにくい方は体が酸性に偏っている可能性があります。
それには弱アルカリ性に戻す作用のある梅干し。血液をサラサラにして血流促進効果のあるイワシ。
イワシの梅煮は最適な育毛食になります。