抜毛の原因、フケを一瞬でなくす方法はあるのか?

フケを一瞬でなくす方法はあるのか?
フケと聞くとなんだか不潔感がイメージされる場合が多いですが、夏から秋にかけての季節や冬場の乾燥した時期には頭皮環境も敏感になり、誰しもフケの発生は起こり得る可能性はあります。
フケは黒い洋服など着ていると目立ちますし、髪にフケが付着していても気になります。

フケを一瞬でなくす方法がある事を知っておくと、季節の変わり目やフケが出た時にでも頭皮ケアでフケを無くす事が出来ますので知って得する情報をお伝えします。

まずはフケはなぜ発生するのかを知ろう。

フケはターンオーバーによる影響で発生するのですが、フケは常在菌により発生もします。
あまり知られていませんが、フケの原因のひとつである「フケ原因菌」は、皮脂を食べて生きるカビの一種で、誰の頭皮にも住んでいます。皮脂腺が多い頭皮はもちろん、顔、胸、背中などにも好んで住みつきます。増えすぎると、フケ・かゆみの原因になることがあります。

そもそもフケの正体とはどんなもの?

誰にでも出るフケの正体は古くなった細胞です。頭皮の表皮ではターンオーバーの働きによって常に新しい細胞がつくられ、やがて、はがれ落ちます。この古くなった細胞がフケなのです。

加齢により、ターンオーバーの働きが悪くなったり新しい細胞が作られる期間が長くなることでバランスが悪くなりフケとなる場合もあります。

フケ症の人は皮脂が多い?

フケの多い人の頭皮をよく見るとベタベタした頭皮の方が多い。
フケ原因菌は、脂分を好み、皮脂を食べて増えていきます。皮脂腺が多く皮脂の量も多い頭皮は、増殖するのに絶好のコンディションといえます。フケ症の人は、ふつうの人に比べてフケ原因菌が多く、フケが改善すると菌の量も少なくなる傾向がみられます。

頭皮がベタベタする人は主にフケも脂性のフケが出ますが、逆に頭皮が乾燥している人の場合はパラパラとした細かな乾燥フケが出ます。

頭皮の状態によってフケの種類も違います。

頭皮環境は乾燥しすぎても、ベタつきすぎてもフケの発生する原因となります。

パラパラ型
主にシャンプーのしすぎで皮脂が不足し、頭皮が乾燥してしまうために起こります。

  • 白いフケがパラパラ落ちる
  • 乾いたフケ

ベタベタ型
頭皮の皮脂の分泌が多い人に発生しやすく、脂漏性皮膚炎の可能性があります。

  • ベタベタして湿っぽい
  • かたまりになって落ちてくる
  • 頭皮に貼りつく

https://hc.mochida.co.jp/skincare/dandruff/dandruff1.html

持田ヘルスケア正しい頭皮ケアのお話より引用

実は、脂漏性皮膚炎の場合もあります。

フケ症とは、フケの量が増えて目立つものをいい、かゆみを伴い、再発しやすいのが特徴です。
放っておくと、爪でかいたりして頭皮を傷つけ、症状をいっそうひどくしてしまいます。頭皮に炎症を起こしたり、脱毛の原因にもなりかねません。フケには、乾性と湿性の2タイプがあります。
湿性のフケは、頭皮の皮脂の分泌が多い人に発生しやすく、多くは医学的に脂漏性皮膚炎の先行型または軽症と考えられており、フケの悩みで皮膚科を訪れる人の約60%が脂漏性皮膚炎と診断されています。

持田ヘルスケアより正しい頭皮のお話より引用

フケの原因菌をなくし、フケをなくす方法

まずは、フケの原因菌をなくす事が大切です。
頭皮が炎症、痒み、フケなどの症状が出た場合の最初にやるべきことは先ずはシャンプーを変えてみる事をオススメします。
シャンプーが体質や季節の変わり目によって、今まで使っていたシャンプー剤が急に頭皮に合わなくなる事もあります。
頭皮環境が悪化した時にはシャンプー剤を見直してみましょう。

増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」

「ミコナゾール硝酸塩」はフケ原因菌に対して、その増殖を抑える成分のひとつです。フケ原因菌の細胞に作用して菌の増殖を抑え、フケ・かゆみを防ぎます。
フケ、痒みを抑える医薬部外品シャンプーなどにミコナゾール硝酸塩成分配合シャンプーがありますのでフケの原因菌の増殖を防ぐにも良いシャンプーです。
他にも細菌や真菌(頭皮のカビ)に作用する成分
ジンクピリチオン/ピロクトンオラミン/イオウ/二酸化セレン/ミコナゾール硝酸塩など

フケを一瞬でなくす方法があるのか?

 では、フケについての原因が大体分かったところでフケが出た時にフケを無くす方法があるのか?
このフケを無くす方法をお伝えします。

週1回やれば頭皮のバリア機能が整う!

オイルを頭皮に数滴垂らしてマッサージするだけの簡単な方法をご紹介します。

フケでお悩みの方はこのオイルマッサージをする事により、頭皮には適度な潤いを保つ事が出来て、頭皮の余分な汚れもキチンと落とす事ができ、頭皮栄養補給と頭皮環境の改善を一度に出来るフケを一瞬でなくす方法になります。

どんな高価なシャンプー剤でも出来なかった過剰に出た皮脂だけを取り除き、頭皮を菌などから守るために必要な皮脂は残してバリア機能を正常に保つことができるのは、シャンプー剤ではなきか、オイルマッサージのこれが一番です。
シャンプーで落としきれない過剰な皮脂は、酸化して頭皮の炎症や臭い、フケなどの原因になります。
頭皮に負担をかけずに余分な皮脂を落とすには「油で脂を落とす」。
つまり、 同じ成分で浮かせるに限ります。皮脂に近いオイルを使えば、落としすぎやベタつきもな く、頭皮の乾燥も防げるのです。
またオイルには血行促進効果もあるので、ぜひ取り入れてください。

ただし、注意すべき点もあります。オイルは経皮(皮膚から吸収)するので、香料や添加物、着色料のない100%ナチュラルなオイルを使用してください。

オイルマッサージ方法

❶ まず髪と頭皮をザーッと濡らし、少量でオイルが頭皮全体に行き渡りやすいようにします。
そしてティースプーン2杯から3杯のオイルを頭皮全体に指の腹を使いなじま せます。
この時に指の腹でこするのはNGです。またマッサージの前に優しくブラッ シングしておくことで、髪についた汚れやほこりを落とすことができます。

❷ 数分そのまま放置しておくことで、余分な皮脂が浮き上がります。

❸ 放置タイムが終わりましたら頭蓋骨トリートメントと同じ方法でオイルマッサージしていきます。

その後、シャンプーで洗い流して完了です。シャンプーは2回すると良いでしょう。

使用するオイルはアーモンドオイル、ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、ココナッツオイルなど種類がありますが、私が一番おすすめするのはアムラオイルになります。

アムラはコミカンソウ科コミカンソウ属の落葉高木です。

インド原産で伝統的な医学で あるアーユルヴェーダでも有名ですが、アムラの果実に豊富に含まれるビタミン と強力 な抗酸化作用は、頭皮のアンチエイジングを促し、抜け毛の少ない強い髪を育てるための 毛母細胞を活性化する働きがある他、白髪を抑制して髪の色を維持する力もあると言われ ています。
インドのアーユルヴェーダにおいては細胞に活気を与え、内臓機能を整えることから、老 化予防として古くから用いられてきました。
インドに薄毛の人が少ないのを見ると、こうした伝統医学を取り入れることも髪には最適とわかります。

オイルマッサージで 1万円以上のオイルを頭皮に使う人もいますが、お金をかける必要はありません。
アムラオイルであれば普通のオイルの値段で購入できますので安心です。

シャンプー剤をつけるのは襟足からが大切です。

洗髪の時、シャンプー剤を直接頭皮に付けて洗うのはやめましょう。
頭皮で薄毛になりやすい部分は前頭部から頭頂部です。そこに刺激の強いシャンプー剤を付けるのは、頭皮に毒素を与えて弱らせているのと同じです。
シャンプー剤に含まれる泡立ち成分は界面活性剤で、頭皮に必要な潤いも取り去ってしまいます。
シャンプー剤は、直接頭皮に付けずに手のひらでよく泡立ててから襟足に付けながら 徐々に頭全体に行き渡らせましょう。
前頭部からではなく、薄毛の影響をあまり受けない襟足から、徐々に頭全体に行き渡らせることが大切です。

自分に合ったシャンプーを使う

そもそも、自分に合わないシャンプーを使っていないでしょうか?
普段何気なく洗髪に使われているシャンプーですが、実はその成分も自分の頭皮に合ないものを使い続けると、フケの発生や抜け毛や薄毛を誘発しやすいのです。

自分の頭皮に合ったシャンプー 選びは非常に重要になります。

皮脂を洗浄力の強いシャンプーで取りすぎてしまうと、頭皮のバリアゾーンが失われ てしまい、細菌が繁殖しやすくかえって抜け毛を誘発しやすくします。〝トラブル頭皮〟の 始まりです。
しかも、過剰に分泌される皮脂は、洗いすぎによってさらに過剰に分泌されてしまいます。
つまり過剰な洗髪や洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取り除かれた頭皮には、外部からの細菌から頭皮を守るバリアゾーンがなくなります。そうなると人間の体はバリアゾーンを守るために働きます。取り除かれた皮脂をまたどんどん分泌して、体は自分を守ろうとするのです。多くの人の皮脂の過剰分泌は、こうした原因によるものがほとんどです。

過剰分泌した皮脂は、約 24時間で酸化していきます。酸化した皮脂は様々なトラブル頭皮の原因にもなりますし、何より毛穴を塞いでしまいます。
このように過剰な皮脂は頭皮トラブルの原因になりますが、適度な皮脂は髪の栄養分と 頭皮を守るために必要なのです(ちなみに現代の薄毛人口の加速には、朝シャンして夜も シャンプー=洗いすぎという原因もあります。シャンプーは 1日1 回で充分です)。

まとめ

オイルマッサージは週に一度、もしくは二度お風呂タイムでされる事をオススメします。
オイルマッサージは頭皮の余分な皮脂だけを取り除き、必要な皮脂は頭皮に留める作用がありますので、頭皮が敏感な方や、頭皮の乾燥、頭皮がベタベタする方には頭皮環境の改善方法としてオススメします。

シャンプー剤のつけ過ぎや洗い残しは頭皮トラブルの大きな原因になりますので自分の頭皮に合ったシャンプー剤を選び、洗髪の仕方は優しく揉み込むような洗い方がオススメです。