爪の状態が悪いと抜け毛も増える!  爪と髪の関係とは?

肌が乾燥する、抜け毛が多い、爪が割れやすい。こんな症状に心当たりがあったら、栄養が不足している可能性があります。
お肌の調子が悪いと不思議と髪も元気がなく、抜け毛も多くなります。勿論、爪にも影響はでます。
皮膚は28~56日かけてターンオーバーを繰り返し、細胞分裂をして乾燥や外敵の侵入などから体を守るバリア機能を維持している。お肌だけでなく髪、爪の状態にも1カ月前の食生活が如実に表れます。
過度のダイエットをしたり、コンビニ弁当やパンと野菜ジュースだけといった偏った食事であることが多いとお肌、髪の抜け毛や爪に影響が出てきます。
また、貧血(ひんけつ)、血行障害(けっこうしょうがい)などによって、せっかくのきれいな髪や爪を失ってしまうこともあります。

爪は髪や体の状態を表します。

髪や爪を見るとその人の健康状態がわかります。

もともと髪も爪も、皮膚の一部が変化してできたもので、その主成分はタンパク質です。そのたいせつなタンパク質の摂取がダイエットなどで少なくなったり、貧血や血行障害によって血液循環が悪くなり、栄養分が行き届かなかったりすると、きれいな髪や爪をつくる力が弱まり、トラブルのもとになるのです。
また、栄誉をきちんと摂取していても老化によっても爪に縦線が入ったり、髪にもハリがなくなってきたりします。

健康な人の爪の色は、一般的に肌色に近いピンク色です。爪の色が白い爪はなにかしらの病気が発生しているケースが考えられます。

白い爪は病気の他にも、冷えからくる血流不足など日常生活でも起こりやすいです。
血流不足は髪にも栄養素を運べなくなるので髪の状態が悪くなり抜け毛を増やしますので栄養不足から血流不足になって爪が白くなるのか、何かしらの病気による影響なのかを、見極めることが重要です。

髪は爪はタンパク質からできています。人の体もタンパク質のかたまりですが髪や爪に最適なタンパク質は?

髪や爪、肌の角質は、硬い性質のケラチンタンパク。タンパク質の種類はなんと!10万種類以上ありますので髪や爪を綺麗に維持する為には髪や爪の維持に合ったタンパク質を摂取しましょう。
また、タンパク質は基礎代謝の向上、免疫力の向上にも効果がありますので毎日の食事に取り入れましょう。

髪と爪は、たんぱく質、硫黄分(いおうぶん)を含む含硫(がんりゅう)アミノ酸を主成分にしたケラチンというたんぱく質でできていて、これらを含む動物性たんぱく質がもっとも効果的です。牛肉、豚肉、鳥肉、鶏卵や魚から摂取することができます。

他にもある綺麗な爪や髪を維持するのに必要な栄養素は?

 髪のツヤ、爪の乾燥や縦じわを防ぐ亜鉛が含まれた食べ物を摂取する事が大切。
そのなかでも亜鉛は爪や髪には必要不可欠な栄養素です。
亜鉛不足だと爪が乾燥したような状態になり、髪もツヤがなく抜け毛が多くなりたす。

亜鉛はタンパク質の再合成や、細胞の新陳代謝を活発にする成分です。
また髪の成分であるケラチンを生成するためにも、亜鉛は必須な栄養素になります。
亜鉛が不足することでケラチン生成が滞り、髪のハリ・ツヤがなくなってしまいます。亜鉛はタンパク質の吸収を助ける働きがあり、爪の縦ジワや乾燥防止に効果が期待できます。

亜鉛を多く含む豚肉、牛肉、卵、牡蠣、チーズ、大豆類、ごまなどを進んで摂取するようにしましょう。

ビタミン類はターンオーバーや爪や髪を強くするのに必要

細胞のもとになるたんぱく質やその合成を促すビタミンB₂とB₆、抗酸化作用のあるビタミンCを含む食品をとることも必要です。これらが不足すると、爪が弱くなり割れやすくなり、髪も弱くなり抜けやすくなるので進んで摂取しましょう。

大豆製品など納豆や豆乳、牛乳、チーズなどの乳製品、卵、魚、ナッツ類などに豊富に含まれますのでバランスよく食べるようにしましょう。

爪や髪に深く関わる睡眠も大切です。

良質な睡眠は身体にさまざまな影響与えます。勿論、髪や爪の健康にも大きく関わっています。
眠っていると、人はさまざまなホルモンを分泌します。
中でも成長ホルモンは髪の毛のダメージを回復させてくれるので、睡眠によって分泌させることが非常に重要です。
成長ホルモンが1番分泌される時間帯のゴールデンタイムは夜10時〜深夜2時までが1番分泌量が高いと言われていますのでゴールデンタイム内に深い睡眠を取るようにしましょう。

また正しい睡眠時間は、成人の場合は最低でも6〜7時間の睡眠時間が必要だと言われています。
睡眠不足は髪や爪の発育を悪くしますので注意しましょう。

睡眠を取ることで副交感神経が優位になり、頭皮環境が整います。

交感神経と副交感神経のバランスはとても大切です。交感神経が副交感神経より上回ると抜け毛が増えやすくなります。
交感神経が高まると常にピリピリモードとなり休まる時間がありません。
血管も細くなり血流も悪くなります。
その結果、栄養素を運べなくなるので爪や髪に影響が出ます。
逆に、副交感神経が高まると血管が拡張して、血液が循環しやすくなります。

血液には頭皮に必要な栄養が含まれていて、この栄養によって頭皮は非常に多くの細胞分裂を行いますので血流が良いと髪にどんどん栄養素を運べますので髪のパサつき解消、抜け毛解消に繋がります。

コロナ禍の影響により日常生活でピリピリモードの状態から睡眠をきちんと取る事により、気分を落ち着かせてストレスを和らげて交感神経と副交感神経のバランスを整えましょう。

まとめ

髪と爪のどちらかに傷みのサインが見られる場合、睡眠不足やストレス、栄養状態の悪化などから、体のバランスが崩れているかも知れません。
髪や爪に何かしら気になるサインを感じたら、1ヶ月前からの食生活や生活スタイルをチェックしてみましょう。
食生活を見直してみて栄養バランスを考えて3食きちんと食事をとるだけでも、体調は整って髪や爪の状態がよくなってくる場合は多いです。
最近、爪の傷みがひどいと感じている方は、髪の傷みもチェックして、栄養バランスを見直してみて健康な爪と髪を目指してみてください。