ヘアカラーすると薄毛になりやすい？その原因は。

髪の毛をカラーしたりパーマをしたあと時間の経過とともに髪の毛がどんどん傷んできた。
そんな経験をしたことはありませんか？
ヘアカラーやパーマをした後時間が経つにつれ髪の毛が傷むのは、活性酸素が原因の場合が多いのです。活性酸素はいわゆる酸化(サビ)です。
活性酸素は肌や頭皮の老化、病気の原因にもなります。
長年のヘアカラーで髪が痩せてしまったり薄毛になってしまった方等、ホームカラーによる髪と頭皮のトラブルを抱える人も多くいます。
今回はヘアカラーの影響について解説していきます。

ヘアカラーの安全性はどうなの？

ヘアカラーやパーマ液は化学製品となりますので頭皮や髪には少なからず負担はかかります。パーマやヘアカラーをした後には、酸化剤（過酸化水素やブロム酸ナトリウム）が髪に一部残っています。その酸化剤が活性酸素を発生させて、酸化ダメージを引き起こすため、髪が硬くなります。
そこで、プロの美容師さんは残留アルカリや薬剤を無くす為にアルカリ除去剤や念入りなシャンプーをして髪と頭皮の負担を軽減させる努力をしています。

この1剤と2剤を混ぜてカラーリングしていきますが、実はヘアカラーの後は過酸化水素が頭皮や髪に残りやすく、一度のシャンプーではキチンと落とし切れないと言われていますのでしっかりと薬剤を洗い流す洗髪をします。
薬剤が頭皮に残っている状態は頭皮には悪影響となります。
過酸化水素はそのままにしておくと特に毒性の強い活性酸素(ヒドロキシラジカル)に変わるという性質を持っています。
普段、私達が活性酸素として知ってるのは一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(SOD)になりますが、お肌のアンチエイジングなどにはこの活性酸素のSODを無くすためにお肌を化粧品でケアしたり、抗酸化作用の高い食材から摂取して活性酸素によるサビを防ぎます。
このSODは最も初期の活性酸素になります。
しかし、ヘアカラー剤をきちんと取り切れてなく残留していると活性酸素は毒性の強いヒドロキシラジカルとなり体の中に入った過酸化水素が、体内の銅や鉄と反応することで発生する。
とても毒性が強い物質に変化します。
活性酸素は頭皮を老化に招く原因となり頭皮の細胞を衰えさせてしまうので、白髪や抜け毛、他にも頭皮トラブルの原因になってしまいます。
ヘアカラーは安全性や頭皮を傷めない為や抜け毛を増やさない為には美容室での適切なヘアカラー施術をオススメします。

ヘアカラーすると抜け毛を引き起こす？

先程ご説明した通り、カラー剤の薬剤がきちんと取り切れてない状態になると活性酸素が発生して頭皮や髪を傷め、頭皮細胞も衰えさせてしまいます。
その結果、抜け毛を誘発する原因になります。
また美容室でのヘアカラーに比べて、手軽にそして価格も安く自分で出来るホームカラーはアルカリ除去剤もない一般の私達が使用するには活性酸素を発生させやすくするのでホームカラーは抜け毛や薄毛の心配がある人は避けた方がが良いでしょう。
またホームカラーは美容室での一般的なアルカリカラーに比べて頭皮が滲みない場合が多いですが、強い薬剤を使用されている場合が多いので手軽で安価ですが頭皮ダメージのリスクもある事を理解しておく必要があります。
ヘアカラーやパーマは技術や知識を持っている美容師さんに施術をお任せする方が頭皮トラブルを避けるためには良いでしょう。

ヘアカラーしたいけど対策法はあるの？

過酸化水素やアルカリカラー剤では心配という方もいます。
今はアルカリカラーに含まれるジアミン成分などを極力少なく配合したヘアカラー剤もありますし、ノンジアミンのカラー剤もありますので美容師さんに相談されるのが良いでしょう。
また天然成分100％のヘナであれば安心ですが、まれに植物アレルギーというものもありますので必ずパッチテストなどでアレルギーテストをする必要があります。
アレルギーがなければヘナは髪のボリュームアップ効果もありますので髪に悩まれている方には良いでしょう。
ヘナにはもともとタンニン(ポリフェノール)が髪の毛を引き締めてくれるので続けると乾かしただけで今まで出なかったボリュームが復活してきたりその効果は絶大です。
含まれている成分が髪自体を元気にして、ハリコシを与えてくれます。

またお手軽に出来るヘアカラーのアイテムとしてはヘアマニキュアであればカラーの色持ちは短いですが安全性の観点から見ると安心して髪のカラーチェンジ出来ます。
但し、ヘアマニキュアであっても化学製品ですので洗髪はきちんとマニキュアの成分を落とす必要があります。

まとめ

髪の薄毛、抜け毛が気になる方はなるべくアルカリカラーやホームカラーのヘアカラーはしない方がいいでしょう。
髪の白髪や薄毛、抜け毛が気になる方はヘアでの髪染めが髪のボリュームアップにもなりますのでオススメです。
但し、ヘナの毛染めは色味を自分の好みの色味を出すのは熟練の知識と技術が必要となりますのでヘナを扱っている美容室に相談されてカラーリングされることをオススメします。