最近、抜け毛が多くなってきた感じがする。
季節の変わり目は抜け毛が増える時期でもあります。夏場の紫外線などの影響により頭皮が影響を受けて秋は抜け毛が1番増える季節でもあります。
紫外線だけの影響ではなく、抜け毛は生活環境や食生活やホルモンバランスの乱れや加齢による抜け毛を引き起こす原因でもあります。
抜け毛が増えた時に真っ先に頭に浮かぶのは育毛剤ではないでしょうか?
今回はあまり女性が知らない育毛剤と発毛剤の違いについて解説していきます。
目次
そもそも発毛剤と育毛剤はどう違うの?
発毛剤と育毛剤は同じにみえて実は全く違います。
まず発毛剤とは文字通り髪を発毛させる為に使用されますが日本では発毛剤といった名称の製品は全て医薬品の分類となりクリニックでの処方、もしくはドラッグストアでの購入でも薬剤師からの説明を受けてからの購入になります。
医薬品の分類ですのでお薬になります。
日本で発毛剤として認可されているのはミノキシジル成分になり、リアップなどが代表的な発毛剤です。
医薬品として認可されていますのでテレビコマーシャルやインターネット広告などで髪の発毛といった効果効能の表示が堂々と記載出来るのが医薬品の発毛剤になります。
またインターネットの普及により様々なネット広告がありますが医薬部外品の育毛剤や育毛シャンプーに関しては『髪が生える』『発毛』『発毛効果アップ』など発毛を連想させる表現や表記は薬機法で制限されていますので髪が生えるような紛らわしい記載は出来ません。
医薬部外品の育毛剤で記載出来る効果効能は『育毛促進』『血行促進』『頭皮を健やかに保つ』『フケ、かゆみ予防』などの表現となり髪が発毛するといった効果は記載出来ません。
医薬品のメリット
医薬品のメリットは手軽に発毛剤として使用出来て発毛効果も認められているので初期の脱毛には効果的
医薬品のデメリット
医薬品の分類になるので副作用があり身体へのリスク不安があります。
元々、降圧剤としてミノキシジル成分は使用されていたため低血圧の人への使用は出来ません。
発毛効果は頭頂部の発毛には適していますが前頭部の発毛効果はあまりない。
医薬品の使用を止めれば髪は医薬品による発毛効果を失い脱毛していきます。
育毛剤とは一体どんなもの?
発毛剤と違い、育毛剤は髪を発毛させる成分であるミノキシジル成分は含まれていません。主な成分はセンブリエキス、ニンジンエキス、アデノシンなどが代表的な医薬部外品成分になります。
主に血行促進や様々な有効成分で頭皮環境を改善する作用になります。
医薬品ではなく、医薬部外品の分類となりますので髪を発毛させる目的での使用ではなく、今ある髪を維持する目的や頭皮環境を健やかに保つ為に用いられます。
頭皮の血行促進の目的でも使用されますが髪を発毛させるのではなく、抜け毛予防としての効果を得る為に育毛剤を使用すると考えた方が良いでしょう。
育毛剤のメリット
手軽に購入出来て様々な育毛剤がインターネットやドラッグストアで気軽に購入出来る。
フケやかゆみの予防には効果的
医薬品ではないので副作用的な心配があまりない。
育毛剤デメリット
インターネットなどではあたかも髪が発毛するようなイメージ広告があるが育毛剤では髪は発毛は難しい。
薄毛の期間が長ければ長いほど効果はない。
使い続けても効果はあまり感じない人が多い。
発毛剤の成分に関して。
発毛剤の成分はミノキシジルという医薬品成分が配合されていますがミノキシジルは元々はアメリカで高血圧治療の患者に与えたところ髪が生えてきたという事例が多くあった事が本格でにアメリカで発毛剤として登場しました。
元々が高血圧治療の降圧剤なので血管拡張剤になります。
血管を拡張させて血流を良くして発毛させる作用になります。
それなので心臓疾患のある方は使用出来ません。
また、低血圧の人が使用すると血管拡張作用でさらに血圧が下がり重篤な状態になる恐れもあるので低血圧の人の使用も禁止されています。
医薬品に関しての使用は必ず医師や薬剤師に相談する事をオススメします。
海外個人輸入での医薬品購入は危険?
海外個人輸入などでもミノキシジル発毛剤などが取り扱われて個人輸入で購入出来ますが、海外個人輸入で購入した場合は万が一、使用した際に重篤な症状となっも保証が一切ありません。
全て自分の責任となりますので注意しましょう。
医薬品の発毛剤を試すなら出来るだけ信頼あるクリニックかドラッグストアで相談して購入するのがオススメです。
男性用発毛剤と女性用発毛剤の違い
男性用の発毛剤と女性用の発毛剤とではミノキシジル成分の濃度が違います。
男性用発毛剤は5%のミノキシジル成分配合に対して女性用は1%ないしは2%とミノキシジル配合量が少なくなっています。
女性には発毛剤は危険?
先程の男性用発毛剤に比べ女性用発毛剤のミノキシジル成分配合量が少ないのはやはり副作用の心配があるからです。
女性は男性よりも体の大きさも大量も違いますので副作用リスクを最小限に抑えるように配合成分濃度も少なくなります。
また女性は妊娠したり出産したり母体は大切です。医薬品の副作用の影響をあまり受けなくリスクを最小限に抑えるように成分配合濃度が少なくなります。
女性用育毛剤の効果は?
女性用育毛剤も男性用育毛剤も配合成分や配合濃度はあまり変わりません。
パッケージなどは女性ウケするようなパッケージデザインや女性でも抵抗なく育毛剤を購入出来るような育毛剤のデザインになって販売されていますが発毛に関しては発毛成分が配合されていませんので髪が発毛するとはパッケージなどには一切記載されていません。
発毛するといった記載があれば薬機法により処罰される為、発毛、髪が生えるといった効能効果の記載はされません。
しかし、血行促進効果が育毛剤にはあるので血行が悪いことが原因で抜け毛を引き起こしている方には抜け毛防止効果もあると思います。
また、フケや頭皮のかゆみで悩まれている方には育毛剤は防止効果成分もありますのでフケや頭皮の痒みに悩まれている方には育毛剤はオススメです。
発毛剤、育毛料にも含まれている頭皮に悪影響を与える成分とは?
発毛剤、育毛剤の配合成分の中の多くにはアルコール成分が含まれています。
アルコール成分の配合量が多いと頭皮が乾燥しやすくなりアルコールの刺激により痒みが出たり、抜け毛が余計に増えたりする場合があるのでアルコール成分がたくさん配合された発毛剤や育毛剤は購入する前に一度確認してみましょう。
海外製のミノキシジル発毛剤は比較的アルコール成分が多いです。
副作用のリスクがなく髪を発毛するには何が良い?
ここ数年、医療クリニックや美容業界で脚光を浴びている成分があります。
副作用の心配もなく安心安全で女性の髪の抜け毛や薄毛には効果的として注文されている成分、ヒト幹細胞培養液。
ヒト幹細胞培養液とは?
ここ数年前より、美容クリニックや美容業界での再生医療、再生美容として注目されている成分になります。
ヒト幹細胞培養上清液で体内に存在する臍帯・骨髄・脂肪など間葉系幹細胞と分類される幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り出して滅菌等の各種処理を行った液体(上澄み液)のことを言います。
ヒト幹細胞培養液の幹細胞は細胞自身が活性化・成長・増殖するための成長因子であるサイトカインと呼ばれる500種類以上のタンパク質を放出しています。
成長因子のサイトカインは伝達細胞として、体内の損傷を受けた組織や細胞にフォーカスし機能回復に重要な役割を果たし、加齢による老化などにより衰えた細胞の回復を後押しするため、美容分野や医療分野で様々な効果が期待されます。
お肌や頭皮の老化防止、予防としても用いられていて髪の育毛や発毛にも効果的とクリニックなどでの治療にも用いられています。
最近では、美容業界でもヒト幹細胞培養液が用いられています。
まとめ
発毛剤と育毛剤の違いは医薬品か医薬部外品と似ているようで全く異なり効果効能も違います。
医薬品である発毛剤には副作用のリスクがあるので女性が使用する場合には必ず薬剤師か医師に相談することが大切になります。
そして発毛剤だからと必ず髪がフサフサに発毛する訳ではないという事を理解しておく事も大切になり、他の頭皮ケアや体質改善なども取り入れて髪や頭皮を活性化していく事が髪をフサフサにするためには大切です。
近年、注目されているヒト幹細胞培養液での発毛効果は非常に高い結果が出ているのでこれからの注目成分として髪に悩む人には期待される成分になるでしょう。