男性型脱毛症(AGA)は男性だけの特有の薄毛原因とされてきましたが、近年では女性にもAGAのような薄毛になる原因である女性型脱毛症(FAGA)も女性が脱毛症として発症する原因にもなっています。急増している女性の薄毛問題は男性よりも深刻です。
実際、AGAはどのように薄毛になるのか女性の若ハゲはどのようにしいて起こるのか?今回は女性の若ハゲについて解説します。
目次
薄毛になる原因である髪のヘアサイクルは成長期、退行期、休止期とわかれています。
健康な髪のヘアサイクルはこの成分期が約2年〜6年続き髪は成長期を終えて退行期に移り、髪は自然に抜けます。
この成分期が長ければ1日の抜け毛が100本抜けても全く問題ないのですが、AGAを発症するとこの髪のヘアサイクルが乱れます。
健康な頃の髪のヘアサイクルが短縮化してしまい、髪の成長期間が数ヶ月〜1年。もっと短いと数週間〜2ヶ月と髪の成長期サイクルが短縮化してしまい、髪は十分に成長出来ないまま抜け落ちてしまいます。
十分に成長出来ないまま髪は抜け落ちてしまいますから薄毛がどんどん目立ち始めてしまいます。
全体のヘアサイクルが短縮していますので髪は産毛で発毛はしてきていてもキチンと成長出来ないまま抜け落ちての繰り返しにより図のようにヘアサイクルが乱れてハゲが進行していきます。
ヘアサイクルの短縮はこのようになります。
ヘアサイクルの短縮化。
これが男性型脱毛症であるAGAの特徴になります。
男性型脱毛症の原因であるAGAですが男性ホルモンが悪さをする悪玉ホルモンに変換されて薄毛因子であるAGAを発症します。
一昔前までは若ハゲや薄毛は男性だけとされてきましたが、AGAによる薄毛化は男性だけでなく女性にも同じようにヘアサイクルの乱れによって起こる薄毛化のFAGAがあります。
女性のAGAでもある薄毛になる女性型脱毛症のFAGAです。
女性型脱毛症(FAGA)はなぜ発症するのか?
今までは40歳以降の女性に多かったとされるFAGAですが、しかし最近は20代の若い方にも増えているようです。
ストレスや不規則な生活習慣、過度なダイエットが原因の一つだといわれています。
女性の出産やホルモンバランスの乱れによって女性型脱毛症FAGAを発症する原因とも言われています。
FAGAは男性型脱毛症のAGAと同じ進行型脱毛症になりますので早めの対策が必要になります。
女性型(FAGA)はどう薄毛になるのか?
男性型脱毛症のように初期のAGAから進行したAGAと同じように女性型脱毛症FAGAにも初期から徐々に進行したFAGAとなります。
主に女性の脱毛症であるFAGAはこのように進行していきます。
まずは男性の場合はこのように男性型脱毛症であるAGAの場合はこのように薄毛が進行していきます。
髪の分け目や頭頂部の髪が減少し、全体的に地肌が透ける。
つむじ部分が徐々に薄くなってきて地肌か透けてくる。
薄毛部分の髪が完全に抜け落ちることはなくうっすらと髪が残る。
このような症状になった場合には早めの適切なケアが必要になります。
女性型脱毛症(FAGA)は治る?
女性型脱毛症FAGAは男性型脱毛症のAGAより比較的治りやすく、専門クリニックに通わなくても治りやすい脱毛症ですので悲観的になる事はありません。
ホルモンバランスが崩れる事により発症する場合も多いため、ホルモンバランスを正常に保つように生活スタイルを改善して無理なダイエットやストレスを出来るだけ貯めないように心がけるのも女性型脱毛症を治りやすくさせます。
今日から始める女性型脱毛症(FAGA)の治し方。
女性型脱毛症を治すにはつぎの事が大切になります。
生活スタイルの改善
間違ったヘアケアをしない
副作用のないヒト幹細胞培養液の使用
専門クリニックに相談
この4つが基本になります。
女性は男性より食生活は大切です。
女性は鉄分不足や亜鉛不足になりやすくまた貧血にもなりやすい為、それが原因で髪を作る毛細血管に十分な栄養素や酸素が行き届かない為に徐々に髪が弱り、脱毛症を引き起こす原因にもなります。
日頃の食生活を見直してみる事も重要になります。
鉄分不足、亜鉛不足にはマグロやカツオ、レバーやひじき、ほうれん草、小松菜などを用いた食事を心がけましょう。
良質なタンパク質も必要ですので大豆類や納豆なども非常に有効です。
きちんとした睡眠を取る事も大切です。
髪は夜中に作られます。
深夜遅くまで起きていて睡眠時間が少なくなれば髪は十分に作る事が出来ません。
またカラダのサイクルが乱れますので十分な睡眠を取るようにして下さい。
若さの成長ホルモンがたくさん分泌される時間のゴールデンタイムは夜10時〜深夜2時までですので出来るだけ成長ホルモンがたくさん分泌される時間には就寝しましょう。
間違ったヘアケアをしない
脱毛症に悩む多くの女性は間違ったヘアケアにより抜け毛に悩む人は多いのです。
まずは日頃のシャンプーのすずきがきちんと出来ていない事によりシャンプー成分が頭皮に残り、それが原因となり抜け毛山口脱毛症を引き起こすきっかけにもなります。
シャンプー剤のすずきは最低でも3分はシャワーできちんとすずきましょう。
シャンプー剤の選び方も自分の頭皮に合ったシャンプー剤を選んで下さい。
弱った頭皮に洗浄力の強いシャンプー剤はNGです。
弱った頭皮に洗浄力の強いシャンプー剤を使用すると頭皮は更に弱り、細菌から頭皮を守るバリア機能も弱まり頭皮湿疹や頭皮トラブルの原因となり抜け毛や薄毛を引き起こす原因にもなります。
洗浄力の強いシャンプー成分の代表的な成分はラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムです。
頭皮が敏感な方や抜け毛が増えてきた方は出来るだけこの成分を使用していないシャンプー剤選びをしましょう。
また頭皮が赤らみたりしていたらそれは頭皮が何かしらの異常を知らせるサインです。
健康な頭皮は青白い色をしています。赤い頭皮は異常頭皮ですので何かしら原因となり赤くなります。
シャンプー剤やヘアケアが合わなくて頭皮トラブルとなるサインを見逃さないようにしましょう。
頭皮トラブルのサインが出たらお使いのシャンプー剤やヘアケア剤を一旦やめて頭皮に優しいものを使用するようにしましょう。
副作用のないヒト幹細胞培養液を用いてみる
近年、美容業界やクリニック関係で注目を集めているヒト幹細胞培養液ですが、最近では有名タレントさんが日頃のお肌のケアとしてヒト幹細胞培養液を使用しているとテレビや雑誌などで話題になりました。
ヒト幹細胞培養液は老化したお肌や頭皮には非常に有効な成分になります。
ヒト幹細胞培養液とは?
肌や頭皮の失われた細胞を活性化させ、よりよい肌や頭皮のコンディションにしていくことが長年の研究でわかってきています。
美容成分を肌に導入するだけではなく、自分の肌や頭皮そのものの細胞を活性化させるという発想です。
ヒト由来なので他人の細胞が入る訳ではないので副作用の心配もなく安心安全な成分として注目を集めています。
専門クリニックに相談
男性型脱毛症AGAによる治療はAGAクリニックなどで処方される内服薬である、フィナステリド(プロペシア)デュタステリド(ザガーロ)が代表的なAGA医薬品となり内服薬になりますが女性は服用する事は出来ません。
女性が専門クリニックを受診して処方されるのは外用薬である塗り薬となります。
ミノキシジル成分の濃度が薄いタイプの外用薬が専門クリニックでは処方されます。
医薬品ですので副作用はありますので全ての方に使用できるかというわけではありません。
また血圧異常の方や心臓疾患がある方の使用は出来ないので医師や薬剤師に相談しての購入になります。
まとめ
女性でも男性型脱毛症のような脱毛症であるFAGAがありますが、適切なケアを早めに行うことによって脱毛症を早く治す事が出来ます。
男性型脱毛症のようにAGA医薬品を服用しなくても生活スタイルの改善や食生活の改善、また今注目されている成分であるヒト幹細胞培養液を用いる事により女性の脱毛症であるFAGAが治りやすくなります。